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冷蔵庫が壊れた時の対処法!原因から処分までポイントを解説

冷蔵庫が壊れた時、まず気になるのは故障の原因やよくあるトラブルの見分け方ではないでしょうか。「コンセント抜いたら壊れたかもしれない」「冷凍庫は冷えるのに冷蔵室だけ冷えない」など、状況は様々です。大切な中身の食材をどうするか、修理品が届くまでどんな応急処置をすべきか、焦ってしまいますよね。

また、修理か、それともこれを機に処分して捨てるか、すぐに欲しい新しい冷蔵庫の選び方のポイントや買い替え時のサイン、そして今後のために冷蔵庫の寿命を延ばすお手入れ方法まで、知りたいことはたくさんあるはずです。この記事では、冷蔵庫が故障した際に生じるあらゆる疑問や不安を解消するため、一つひとつ丁寧に対応策を解説していきます。

ポイント

  • 冷蔵庫が冷えない原因と自分でできる初期対応

  • 修理や買い替えまでの食材の効果的な保存方法

  • 修理・買い替え・処分の最適な判断基準

  • 冷蔵庫を長持ちさせるための日頃のお手入れ

冷蔵庫が壊れた?まず確認すべき初期対応

  • 冷蔵庫が冷えない時に考えられる原因

  • 冷蔵室だけ冷えない症状について

  • コンセント抜いたら壊れた?電源リセットで改善するか試す方法

  • 食材を守るための一時的な保存方法

  • 修理や買い替えまでに自分でできること

冷蔵庫が冷えない時に考えられる原因

冷蔵庫が突然冷えなくなると、多くの人が慌ててしまいます。しかし、本格的な故障と判断する前に、ご自身で確認できることがいくつかあります。ここでは、冷蔵庫が壊れたかもしれないと思った時に、まず確認すべき初期対応について解説します。

冷蔵庫が冷えない場合、その原因は一つとは限りません。まずは落ち着いて、故障と決めつける前にいくつかの基本的なポイントを確認することが大切です。

最初に確認すべきは、電源プラグがコンセントにしっかりと差し込まれているか、そしてご家庭のブレーカーが落ちていないかです。意外な見落としが原因であることも少なくありません。冷蔵庫のドアを開けた際に庫内灯が点灯すれば、通電はしていると判断できます。

次に、冷蔵庫の温度設定が「弱」や「節電モード」になっていないかを確認します。特に夏場は外気温が高いため、設定が弱いと十分に庫内を冷やしきれないことがあります。

また、冷蔵庫内に食品を詰め込みすぎていると、冷気の循環が妨げられて冷却効率が低下します。冷気の吹き出し口を食品で塞いでいないか、一度庫内を整理してみることをお勧めします。熱いものを冷まさずにすぐ入れてしまうのも、庫内温度を上昇させる原因となるため避けましょう。

さらに、冷蔵庫は内部の熱を外に逃がすことで冷却しています。そのため、冷蔵庫の背面や側面に十分な放熱スペースが確保されていないと、冷却能力が落ちてしまいます。

壁や家具との間に隙間があるか、ホコリが溜まっていないかを見てみましょう。ドアのパッキンが汚れていたり劣化したりして隙間ができていると、そこから冷気が漏れてしまうこともあります。

これらの基本的な点を確認するだけで、問題が解決することも多くあります。

冷蔵室だけ冷えない症状について

「冷凍庫はしっかり凍るのに、冷蔵室だけがぬるい」という症状は、冷蔵庫のトラブルで比較的よく見られるケースです。この場合、冷蔵庫の心臓部である冷却器(コンプレッサー)自体は正常に作動している可能性が高いと考えられます。

この症状の主な原因は、冷凍庫で作られた冷気を冷蔵室へ送り込むシステムに問題が生じていることにあります。

冷気の通り道の問題

多くの冷蔵庫では、冷凍庫で生成した冷気をファンで冷蔵室に送風しています。この冷気の通り道や吹き出し口に霜がびっしりと付着してしまうと、冷気の流れが物理的に遮断され、冷蔵室が冷えなくなります。ドアの開閉が多い、パッキンが劣化しているといった場合に霜がつきやすくなります。

冷却ファンの故障

冷気を送り出すファン自体が故障している可能性も考えられます。ファンが回転していない場合、当然ながら冷蔵室へ冷気が届きません。耳を澄ましてみて、ファンが回る音が普段と比べて全くしない、あるいは異音がする場合は、ファンの故障が疑われます。

ダンパーやセンサーの不具合

冷蔵庫と冷凍庫の間の冷気の量を調節する部品を「ダンパー」と呼びます。このダンパーが故障して閉じたままになると、冷気が冷蔵室に流れ込みません。また、庫内の温度を検知するサーミスタ(温度センサー)が故障し、冷蔵室が十分に冷えていると誤認して冷気を送るのをやめてしまうケースもあります。

これらの部品の不具合はご自身での修理が難しいため、基本的な霜取りなどを試しても改善しない場合は、専門家への相談を検討する必要があります。

コンセント抜いたら壊れた?電源リセットで改善するか試す方法

「掃除のためにコンセントを抜いて、差し直したら冷えなくなった」という場合、冷蔵庫が壊れたのではないかと心配になるかもしれません。しかし、これは一時的な不具合である可能性があり、正しい手順で「電源リセット」を行うことで改善することがあります。

冷蔵庫の電源リセットは、内部の制御システム(マイコン)を再起動させ、一時的なエラーを解消させるための有効な手段です。正しい手順で行うことが、冷蔵庫への負担を避ける上で鍵となります。

電源リセットの手順

  1. 電源プラグを抜く: まず、冷蔵庫の電源プラグをコンセントから抜きます。

  2. 時間を置く: ここが最も大切なポイントです。プラグを抜いた後、すぐに差し込んではいけません。冷蔵庫の冷却システム(特にコンプレッサー)を保護するため、必ず10分以上は時間を空けてください。すぐに差し込むと、コンプレッサーに過度な負荷がかかり、故障の直接的な原因となる恐れがあります。

  3. 電源プラグを差し込む: 10分以上経過したら、電源プラグをコンセントにしっかりと差し込みます。

この操作を行った後、冷蔵庫が再び冷え始めるまでには時間がかかります。庫内が十分に冷えるまでには、通常数時間から、夏場など周囲の温度が高い場合は24時間以上かかることもあります。

リセット後すぐに冷えないからといって、すぐに故障と判断せず、しばらく様子を見ることが必要です。

もし、この手順を試しても状況が改善されない場合は、他の原因が考えられるため、メーカーや修理業者への相談を検討しましょう。

食材を守るための一時的な保存方法

冷蔵庫の故障が疑われる場合、修理や買い替えで新しいものが届くまでの間、庫内の食材をどう守るかが喫緊の課題となります。食材を無駄にしないために、迅速かつ適切な応急処置を行いましょう。

まず基本となるのは、クーラーボックスや発泡スチロールの箱を活用することです。これらは断熱性が高く、保冷剤や氷と組み合わせることで簡易的な冷蔵庫の代わりになります。

保存の手順とポイント

  1. 保冷剤と氷の確保: まず、十分な量の保冷剤や氷を用意します。保冷剤がなければ、ペットボトルに水を入れて凍らせたものでも代用可能です。氷はコンビニエンスストアやスーパーマーケットで手軽に購入できます。より強力な保冷が必要な場合は、ドライアイスの利用も選択肢に入りますが、取り扱いには十分な注意が必要です。

  2. 食材の優先順位付け: 保存する食材には優先順位をつけます。肉や魚、乳製品、開封済みの惣菜など、特に傷みやすいものを最優先でクーラーボックスに移します。逆に、調味料(マヨネーズ、ドレッシング類)、未開封の飲み物、根菜類などは比較的常温に強いため、後回しにしても問題ない場合があります。

  3. 効率的な詰め方: 冷気は上から下へ流れる性質があります。そのため、クーラーボックスの底に食材を置き、その上に保冷剤や氷を配置すると効率的に冷やすことができます。食材と保冷剤を交互にサンドイッチのように詰めるのも効果的です。

  4. 開閉は最小限に: 一度食材を詰めたら、クーラーボックスの開閉はできるだけ避けてください。頻繁に開け閉めすると冷気が逃げ、庫内の温度が上がってしまいます。

これらの対策を講じることで、数時間から1日程度であれば食材の鮮度を保つことが可能です。ただし、これはあくまで一時的な措置であり、食材の状態をよく確認し、少しでも不安に感じたら安全を最優先に考え、処分することも検討してください。

修理や買い替えまでに自分でできること

冷蔵庫の調子が悪く、修理や買い替えを検討している間にも、状況を悪化させないため、あるいはもしかしたら改善するかもしれないために自分でできることがあります。専門業者に連絡する前に、以下のことを試してみましょう。

前述の通り、まずは冷蔵庫の電源リセットを試すことが有効な場合があります。正しい手順でコンセントを抜き、10分以上待ってから差し直すことで、システムの一時的なエラーが解消される可能性があります。

次に、冷蔵庫周りの環境を見直します。冷蔵庫の背面や側面にホコリが溜まっていると放熱がうまくいかず、冷却効率が著しく低下します。安全のために電源を切り、掃除機や乾いた布で丁寧にホコリを取り除きましょう。

また、壁や家具との間に十分なスペース(通常、左右・背面は数cm、上部は10cm以上が目安)が確保されているかを確認し、なければスペースを空けてください。

庫内の整理整頓も効果的です。食品の詰め込みすぎは冷気の循環を妨げます。特に冷気の吹き出し口周辺はスペースを空けるように意識して、全体の7割程度の収納量に抑えるのが理想です。

ドアのパッキンに汚れが付着していると、密閉性が損なわれ冷気が漏れる原因になります。ぬるま湯に浸した布などでパッキンをきれいに拭き、乾拭きで仕上げましょう。

これらの基本的な清掃や見直しを行っても症状が改善しない場合は、個人で対応できる範囲を超えている可能性が高いです。無理に分解などを試みることはせず、速やかにメーカーのサポートセンターや専門の修理業者に相談することをお勧めします。

冷蔵庫が壊れた後の修理・買い替え・処分のポイントが知りたい

  • 長持ちのヒント?冷蔵庫の寿命と普段のお手入れ

  • 修理の依頼先と相談窓口の選択肢

  • 修理と買い替えで迷った時の比較ポイント

  • 買い替えを検討するタイミングと選び方の基本

  • 知っておきたい冷蔵庫の正しい処分方法

  • 冷蔵庫が壊れた時に慌てないためのポイント整理

長持ちのヒント?冷蔵庫の寿命と普段のお手入れ

冷蔵庫の不調が続き、初期対応では改善しなかった場合、次のステップとして「修理」「買い替え」「処分」という選択肢を具体的に検討する必要があります。

ここでは、それぞれの選択肢を判断するための重要なポイントを解説します。

冷蔵庫は毎日24時間稼働し続ける家電のため、いつかは寿命を迎えます。その寿命を理解し、日頃から適切なお手入れをすることが、結果的に長く使い続けるためのヒントとなります。

冷蔵庫の平均寿命

内閣府の消費動向調査によると、冷蔵庫の平均使用年数は10年から14年程度とされています。もちろん、使用状況や環境によって前後しますが、一般的に10年を超えると、冷却性能の低下や部品の劣化など、何らかの不具合が発生しやすくなると考えておくとよいでしょう。また、多くのメーカーでは、修理に必要な性能部品の保有期間を「製品の製造打ち切り後9年」と定めています。この期間を過ぎると、部品がなく修理が不可能になるケースが増えます。

寿命を延ばす普段のお手入れ

冷蔵庫を少しでも長く、効率よく使うためには、日頃のお手入れが欠かせません。

  • 放熱スペースの確保と清掃: 前述の通り、冷蔵庫の背面や側面、上部には放熱のためのスペースが必要です。ここにホコリが溜まると放熱効率が悪くなり、コンプレッサーに余計な負荷がかかります。定期的に掃除機などでホコリを取り除きましょう。

  • 食品の詰め込みすぎを避ける: 庫内に食品を詰め込みすぎると冷気の循環が悪くなります。庫内容量の7割程度を目安にし、冷気の通り道を確保することで、無駄な電力消費を抑え、冷却システムへの負担を軽減できます。

  • ドアパッキンの清掃: ドアのパッキンは汚れが溜まりやすい部分です。汚れを放置するとカビの発生や密閉性の低下につながり、冷気が漏れる原因となります。月に1回程度、薄めた中性洗剤を含ませた布で拭き、その後水拭きと乾拭きを行いましょう。

  • ドアの開閉は素早く: ドアを開けている時間が長いほど、庫内の温度は上昇し、再び冷やすために多くのエネルギーが必要になります。必要なものをあらかじめ決めてから開けるなど、開閉時間と回数を減らす工夫が大切です。

このような地道なお手入れが、冷蔵庫の寿命を延ばし、電気代の節約にも繋がります。

修理の依頼先と相談窓口の選択肢

冷蔵庫の修理を決めた場合、どこに依頼すればよいか迷うかもしれません。主な依頼先は「メーカー」「購入した家電量販店」「街の修理専門業者」の3つに大別でき、それぞれに特徴があります。

依頼先

メリット

デメリット・注意点

メーカー

・製品知識が豊富で安心感が高い ・純正部品での修理が期待できる ・保証期間内であれば無料で修理してもらえる

・修理費用が比較的高くなる傾向がある ・対応までに時間がかかる場合がある

購入した家電量販店

・購入履歴が残っており話がスムーズ ・独自の延長保証サービスに加入していれば利用できる ・ポイントが使える、貯まる場合がある

・修理はメーカーへ委託することが多く、仲介手数料が上乗せされる可能性がある ・店舗によっては修理受付をしていない場合がある

街の修理専門業者

・メーカーを問わず対応してくれる ・比較的迅速に対応してくれることが多い ・費用がメーカーより安くなる可能性がある

・業者の技術力にばらつきがある ・悪質な業者も存在するため、業者選びは慎重に行う必要がある ・純正部品ではなく互換部品が使われることもある

依頼先の選び方

まず確認すべきは、メーカー保証や家電量販店の延長保証の期間内であるかどうかです。保証期間内であれば、無償または安価で修理できるため、まずは保証書を確認し、それぞれの窓口に連絡するのが第一選択となります。

保証期間が過ぎている場合は、費用や対応の速さを重視するか、安心感を重視するかで選択肢が変わります。費用を抑えたい、早く直したいという場合は、信頼できる街の修理専門業者を探すのがよいでしょう。

その際は、複数の業者から見積もりを取り、料金体系や口コミを比較検討することをお勧めします。

一方、多少費用がかかっても確実な修理を望むのであれば、メーカーに直接依頼するのが最も安心できる方法です。各メーカーのウェブサイトには、修理の概算料金や申し込み窓口が案内されていますので、そちらを参考にしてください。

修理と買い替えで迷った時の比較ポイント

冷蔵庫の不調に直面した際、多くの人が「修理して使い続けるか、思い切って買い替えるか」という選択に悩みます。この判断は、いくつかのポイントを総合的に比較することで、より後悔のない選択に繋がります。

1. 使用年数

最も重要な判断基準の一つが、冷蔵庫の使用年数です。前述の通り、冷蔵庫の平均寿命は約10〜14年、メーカーの部品保有期間は製造終了後9年が目安です。もしお使いの冷蔵庫が8〜10年以上経過している場合、一度修理しても、近いうちに別の箇所が故障するリスクが高まります。

この場合は買い替えを視野に入れる方が、長期的に見て経済的である可能性が高いです。逆に、購入から5年未満であれば、修理して使い続ける価値は十分にあると考えられます。

2. 修理費用の見積もり

まずは修理にいくらかかるのか、概算費用を確認することが不可欠です。メーカーのウェブサイトで概算料金を調べたり、修理業者に見積もりを依頼したりしましょう。一般的に、冷却の心臓部であるコンプレッサーの故障など、基幹部品の修理は高額になりがちです。

もし修理費用が5万円を超えるようであれば、最新モデルの購入費用と比較して、買い替えを検討する方が賢明な場合があります。

故障箇所(例)

修理費用の目安(出張費等込み)

パッキンの交換

10,000円 ~ 20,000円

製氷機の故障

15,000円 ~ 30,000円

冷却ファンの故障

20,000円 ~ 40,000円

冷却システムの故障(冷媒ガス漏れ、コンプレッサー交換など)

50,000円 ~ 100,000円以上

※上記はあくまで目安であり、メーカーや機種によって変動します。

3. 省エネ性能と電気代

近年の冷蔵庫は省エネ性能が飛躍的に向上しています。10年前のモデルと比較すると、最新モデルは年間で数千円から一万円近く電気代が安くなることも珍しくありません。

高い修理費を払って古いモデルを使い続けるよりも、新しい省エネ性能の高い冷蔵庫に買い替えた方が、ランニングコストを含めたトータルコストで得をする可能性があります。

4. ライフスタイルの変化

家族の人数が変わった、自炊の頻度が増えたなど、ライフスタイルに変化があった場合も買い替えの良い機会です。現在の容量では小さい、あるいは大きすぎると感じているなら、生活に合ったサイズの冷蔵庫に買い替えることで、使い勝手が向上し、無駄な電力消費も防げます。

これらのポイントを総合的に考慮し、ご自身の状況にとって最も合理的な選択をすることが大切です。

買い替えを検討するタイミングと選び方の基本

冷蔵庫の故障は、新しいモデルに買い替える絶好の機会と捉えることもできます。最新の冷蔵庫は機能性や省エネ性能が大きく向上しており、生活をより快適にしてくれる可能性があります。

ここでは、買い替えを検討すべきサインと、新しい冷蔵庫を選ぶ際の基本的なポイントを解説します。

買い替えを検討すべきサイン

  • 使用年数が10年を超えた: 故障のリスクが高まり、修理部品の確保も難しくなってきます。

  • 異音が大きくなった: 「ブーン」という運転音が以前より明らかに大きくなった、または「ガリガリ」「カラカラ」といった異音がする場合、内部部品が劣化しているサインです。

  • 修理費用が高額になる: 見積もりが5万円を超えるなど、新品の購入費用と比較して割高に感じる場合は買い替えが合理的です。

  • 電気代が急に高くなった: 明らかな原因なく電気代が上昇した場合、冷蔵庫の冷却効率が低下している可能性があります。

  • ライフスタイルに合わなくなった: 家族構成の変化などで、現在の容量が不便に感じられるようになった時。

新しい冷蔵庫の選び方の基本

  1. 容量を決める: 冷蔵庫の容量は「70L × 家族の人数 + 常備品容量(100L) + 予備容量(70L)」という計算式が目安とされています。例えば3人家族なら「70L×3人 + 100L + 70L = 380L」となります。作り置きや冷凍食品を多く利用するご家庭は、これより少し大きめのサイズを選ぶと良いでしょう。

  2. 設置スペースを確認する: 冷蔵庫本体の寸法(幅・奥行き・高さ)はもちろん、搬入経路(玄関、廊下、階段など)の幅も忘れずに採寸します。また、放熱に必要なスペースも考慮し、本体サイズ+左右・上部に数cmの余裕を持たせたスペースが必要です。

  3. ドアの開き方を選ぶ: キッチンのレイアウトに合わせてドアの開き方を選びます。右開き、左開きのほか、中央から左右に開く「観音開き(フレンチドア)」や、左右どちらからでも開けられる「どっちもドア」タイプもあります。壁際に設置する場合は、ドアが壁側に開くタイプを選ぶと物の出し入れがスムーズです。

  4. 各室の配置と機能をチェックする: 使用頻度の高い野菜室が真ん中にあるタイプか、重いものを入れやすいように冷凍室が真ん中にあるタイプかなど、ご自身の使い方に合った配置を選びましょう。また、「急速冷凍」「パーシャル/チルド室」「自動製氷」など、必要な機能が搭載されているかも重要なチェックポイントです。

これらの基本を押さえた上で、各メーカーの特色や最新の省エネ性能、デザインなどを比較し、ご家庭に最適な一台を見つけてください。

知っておきたい冷蔵庫の正しい処分方法

冷蔵庫は「家電リサイクル法」の対象品目であり、通常の粗大ごみとして捨てることはできません。法律に基づいた適切な方法で処分する必要があります。買い替え、あるいは処分のみを行う場合、いくつかの方法があり、それぞれに手続きと費用が伴います。

1. 新しい冷蔵庫を購入する店舗に引き取ってもらう(買い替えの場合)

最も一般的で手間がかからない方法です。新しい冷蔵庫を購入する家電量販店などに依頼すれば、新品の配送・設置と同時に古い冷蔵庫を回収してくれます。この場合、「リサイクル料金」と「収集運搬料金」を店舗に支払います。

2. 過去にその冷蔵庫を購入した店舗に依頼する(処分のみの場合)

買い替えはせず、処分だけをしたい場合は、その冷蔵庫を購入した店舗に引き取りを依頼する義務があります。この場合も「リサイクル料金」と「収集運搬料金」が必要です。購入店が不明、または遠方にある場合は他の方法を検討します。

3. 自治体に問い合わせて処分する

自治体によって対応は異なりますが、多くの場合、提携している収集運搬業者を紹介してもらえます。自治体の案内に従って業者に申し込み、「リサイクル料金」と「収集運搬料金」を支払って回収してもらいます。

4. 指定引取場所に自分で持ち込む

自分で冷蔵庫を運搬できる場合は、この方法が最も費用を抑えられます。「収集運搬料金」がかからず、「リサイクル料金」のみで処分が可能です。事前に郵便局で家電リサイクル券を購入し、最寄りの「指定引取場所」へ持ち込みます。

指定引取場所の所在地は、家電リサイクル券センターのウェブサイトで確認できます。

処分方法

リサイクル料金

収集運搬料金

手間

① 買い替え店に依頼

必要

必要

少ない

② 購入店に依頼

必要

必要

ややあり

③ 自治体に相談

必要

必要

ややあり

④ 指定場所へ持ち込み

必要

不要

多い

リサイクル料金の目安(2025年時点)

  • 170L以下: 3,740円~

  • 171L以上: 4,730円~

※料金はメーカーによって異なります。

どの方法を選択するにしても、法律で定められたルールに従い、不法投棄などを行わないようにすることが不可欠です。

冷蔵庫が壊れた時に慌てないためのポイント整理

  • まずは電源プラグとブレーカーを確認する

  • 冷蔵庫の温度設定が「弱」になっていないか見直す

  • 食品の詰め込みすぎは冷却効率を低下させる

  • 冷気の吹き出し口を塞いでいないか庫内を整理する

  • 冷蔵室だけ冷えないのは冷却ファンやセンサーの不具合の可能性

  • 電源リセットは10分以上時間を置いてから試す

  • 食材の一時保存にはクーラーボックスと保冷剤が有効

  • 傷みやすい生鮮食品から優先的に保存する

  • 冷蔵庫周りのホコリ掃除は放熱効果を高める

  • 使用年数が10年を超えている場合は買い替えも視野に入れる

  • メーカーの部品保有期間は製造終了後9年が目安

  • 修理費用が高額な場合は買い替えの方が経済的なことがある

  • 修理はメーカー、購入店、専門業者のいずれかに依頼する

  • 買い替え時は設置スペースと搬入経路の採寸を忘れずに

  • 処分は家電リサイクル法に従い適切に行う

 
 
 
 
 
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